
ぽんちゃんが旅立った後、新たな出会いへ。

新しい家族との出会いは、いつも突然やってきます。
我が家の愛犬「ぽんちゃん」が虹の橋を渡ってから数日後。妻から突然、こんな提案がありました。
「犬が欲しい」
ぽんちゃんが居なくなってしまい、妻の心にはぽっくりと大きな穴が開いてしまったようでした。日々を過ごすのが本当に辛いと言うのです。
「ぽんちゃんの代わりにはならなくても、番犬は欲しい」
その言葉をきっかけに、翌日の夕食時に「緊急家族会議」を実施することになりました。
一人だけパニックになるパパ
会議が始まると、私以外の家族は全員「満場一致で犬が欲しい!」と大賛成。
しかし、私の頭の中では色々な不安や疑問がぐるぐると駆け巡っていました。
- バーニーズマウンテンっていくらするんだろう?
- 毎月の餌代はどのくらいかかる?
- ぽんちゃんは保険に入っていなかったけれど、今回は入るべき?
- もしまた7歳ぐらいで亡くなってしまったら……可哀そうすぎるんじゃないか?
一人で深刻な顔をして考えていた私。すると、私の様子や顔色を察した妻が優しく声をかけてくれました。
「新しいバーニーズが来たら、ぽんちゃんのことを忘れそうになるから、他の子にしない?」
「ママ、実は色々調べたの」
そう言って妻がスマホをみんなの前に差し出しました。
スマホに映っていた「保護センター」のページ
妻が見せてくれたのは、保護された犬や猫を譲渡してくれる「保護センター」のホームページでした。
そこには、子犬や子猫はもちろん、事情があって保護された子、病気の子、年をとった子など、さまざまな事情を抱えた子たちが新しい飼い主さんを待っていました。
それを見た娘たちは一気に大盛り上がり!
「この子、可愛い!」
「こっちの子の方がいいよー!」
楽しそうに話す娘たちの姿を見て、私の心も少しずつ解きほぐされていきました。
ちなみにこのセンターでは、気に入った子を譲渡していただく際に、避妊手術代やワクチン代として約3万円ほどをお支払いするシステムとのこと。それを聞いた私は、すーっと肩の荷が下りたような気がしました。
「この子も可愛いよね」
気づけば私も、子供たちに混ざって楽しそうに画面を覗き込んでいました。
いざ、保護センターへ!
次の日曜日。さっそく自宅から車で3時間ほどかかる保護センターへ向かうことになりました。
事前に「この子にしよう!」と家族で目星をつけていた子がいたため、行きの車内は大盛り上がりです。
- 「新しく迎える子と、誰が最初に一緒に寝る?」
- 「エサは何を食べるかな〜?」
- 「2階の子供部屋にも連れていっていい?」
未来の楽しみに胸を膨らませながら、車を走らせました。
楽しみにしていた面会で、思わぬ返答が…
保護センターに到着し、いよいよお目当ての子犬ちゃんと対面の時がやってきました。
妻がスタッフさんに声をかけます。
「すみません、ホームページに載っていた〇〇番の子に会いたいんですけど」
すると、スタッフさんから思わぬお返事が……。
「すみません。その子、昨日お家が決まってしまったんです」
「「「 えー!!! 」」」
ショックで呆然とする私たち家族。しかし、妻が優しく声をかけました。
「会えなかったのは残念だったけど、新しい家族が決まって良かったじゃない」
その言葉にみんなも納得。「せっかく来たんだから、他のお部屋の子たちも見てみよう!」と、犬舎の中へ案内してもらうことになりました。
運命の出会いは、犬舎の「すみっこ」にありました……

