
次女の親友

新しい学校で理不尽ないじめに遭い、一時は「学校に行きたくない」とお家で心を休めていた次女。
しかし、そんな暗闇のような日々のなかに、一筋の温かい光が差し込みました。次女に、とてもとても仲の良いお友達ができたのです。
家が近かったこともあり、毎日のようにお互いの家を行き来しては一緒に遊んだり、お出かけしたり。そのうち、お互いの家へお泊まり会に出かけるほど、2人の距離は縮まっていきました。
彼女の名前は「ひーちゃん」。 振り返れば、小学校時代の次女のそばには、いつもひーちゃんがいてくれた印象です。
取り戻した笑顔と、賑やかになった我が家
子どもたちの仲の良さをきっかけに、母親同士もすっかり意気投合。親子ぐるみでそれぞれのお家に遊びに行く、家族ぐるみのお付き合いが始まりました。
ひーちゃんと過ごす時間が増えるにつれて、次女の顔にはあの弾けるような笑顔が戻り、毎日が楽しそうな笑顔の日々で満たされていきました。
「学校へ行きたくない」と部屋に閉じこもっていた日々が嘘のように、毎朝「行ってきます!」と元気にドアを開けていく次女の背中を見送ることは、私たち夫婦にとってこれ以上ないほどの喜びでした。
ひーちゃんという存在が盾になってくれたのか、気づけばあんなに執拗だったいじめや仲間外れもなくなり、次女の周りには他にもたくさんのお友達が遊びに来るようになっていました。
まさに、ひーちゃんは次女にとって、人生最初の「最高の親友」でした。
5年生の別れ、そして今も机の上に
その後、我が家の諸事情により、小学校5年生のタイミングで私たちは別の地域へと引っ越すことになります。
引越しの日、2人は大粒の涙を流し、いつまでも別れを惜しんでいました。寂しくて、悲しくて、でもお互いが大好きで仕方がなかったあの別れの日。
そのときに撮影した、2人が最高の笑顔で並んでいる写真があります。 あれから年月が流れた今でも、その写真は次女の勉強机の上に、大切に大切に飾られています。
次女の親友、実は・・・
実は、ここですべての読者の皆さんに明かしたい、驚くべき事実があります。
前回のブログで書いた、「次女の家に遊びに来たお友達たちが、文房具を盗んで道端に投げ捨てた事件」。あのとき、「そんなことしちゃいけない」と罪悪感に耐えかね、自分の親御さんにすべてを打ち明けてくれた勇敢な女の子。
そう、あのときのお友達のひとりが、このひーちゃんだったのです。
ふたりの絆は、大人が作った理不尽な環境なんかよりも、ずっとずっと強くて、純粋なものでした。
次女ちゃん、素敵な親友に出会えて、本当によかったね。

